中国では、日本の正月に相当する春節(旧正月)を2月9日に迎え、大変な盛り上がりを見せたようです。一方、日本では、対中国との貿易額が、アメリカを抜いてトップとなり、一段と経済交流が活発になってきた様子が統計的見地からも立証されました。
そんな中国の特に上海では、高額マンションが作れば売れる日本のバブル期を連想させる現象が起きています。やはり、北京五輪・上海万博を数年後に控えているからと予測はできていたものの、日本でバブル期を体験している筆者にとっては、「異常」としか思えない現象であり、この現象は大連・北京・瀋陽・南京・西安・成都・広州・深セン等、中国全土に飛び火している模様です。因って、日本人の中国におけるマンション投資には、十分注意が必要であり、筆者(弊社)に相談いただければ、スムーズなマンション投資を現地不動産業者と提携しながらコンサルティング致します。
次に、中国のマンションの典型的販売方法を筆者の大連・上海行の中での体験からお話します。
まず、デベロッパーの販売事務所は、分譲するマンション(工事中)現場の隣接地に必ずあります。モデルルームになっているかと思えば、日本式のそれではなく、オフィス仕様になっています。ブレザー・制服を着た販売員がパンフレットとパーツで色々説明してくれます。パンフレットは、日本のものと似ていますが、中国の方が個性的な作風だと筆者は感じました。(中国のパンフレットは弊社に多数あります。)他方、販売事務所は、日本のそれより、お洒落で個性的です。筆者が訪ねたそれの中では、白を基調にしたオフィス風のものもあり、案内に池・噴水があり、ジャングル風のものありと多種多様でした。(そういえば、分譲されたマンションの外観も日本の画一的デザインと違って個性的でした。)このような販売事務所で売られるマンション…どんなものかと期待と不安の中、大連の不動産業者に案内された室内には、日本の常識にはない異物が筆者の目に飛び込んできました。次回は、その“異物”を本コラムの中で説明させて頂きます。