2008年10月6日、上海より空路3時間かけて、私は、古(いにしえ)の都:西安(唐の時代の都:長安)に降り立ちました。ここ、西安は、かの秦の始皇帝陵や兵馬俑らの歴史的建造物(世界遺産)や、あの三蔵法師の西遊記ならびにローマ帝国と唐(当時の中国)を結ぶあのシルクロードの出発点であった大雁塔等が存在し、高校時代世界史を選考した私にとって、中国で一番訪れてみたい町でありました。私は、上海より3時間、セントレアからは何と5時間30分かけて、ようやく西安に到着しましたが、平安時代?我が日本の大和朝廷等が、遣唐使を西安に派遣していた当時は、いったいどのような交通手段でどれくらい時間をかけていたのか? 考える・・・ことを放棄しました。???
ホテルにチェックイン後、すぐタクシーで大雁塔に向かいました。西安の市街地は、未だに城壁に囲まれ(昔は北京・南京等大部分の街は、城壁があったらしい・・・)時の権力者がいかに偉大であったかを窺え、かつ中国4000年の歴史の重みも感じることができ、私は満足しました。(15回目の中国で 城壁初体験!!!)
そして、10分ぐらいで大雁塔に到着、夕日にそまったオレンジ色の大雁塔は、七層造りで近くで見れば見るほど雄大であり、七層までの塔上へ登る意欲にかきたてられました。実際登ってみると、急階段で狭く螺旋状になっていて、46歳間近の私にとって、とっても体力的にきつく、休み休みで約15分かかってしまいました。昔の人は、体力存分にあったんだなあと、つくづく実感した次第です。
ここから、商人たちが、遠い遠いローマ帝国を(三蔵法師は、インド・・・です)目指したことに思いをよらすと、七層より西を見渡し、私は、『西安を訪れることができたことは、家族の理解のうえに成り立つ』という感謝・感謝の気持ちでいっぱいになりました。
次号は、雨の中の秦の始皇帝陵・兵馬俑の紀行をお送りします。