7月21日、現在の中国の、いや全世界の経済においての一番の懸念材料であった中国の流通貨幣の「人民元」がアメリカ議会の圧力?が高まる中、ついに切り上げされました。ただ、切り上げ率が2%程度と微少であり、「中途半端だ」「効果がない」という、対中貿易赤字のアメリカの議会の一層の圧力が増大すると共に、アメリカには屈しない中国政府の対応が今後興味を引くものである。しかしながら、最終的には20%程度の切り上げが必要であるという認識は中国政府は重々抱いているので、段階的に、かつアメリカの圧力に屈しない印象を与えるタイミングを見計らっての切り上げの実施になるであろう。
ところで、前号を掲載した直後の上海行の7月15日に、ついに念願の中国国内での銀行口座を開設して参りました。今回の上海行での最大の目的、その裏には、いずれ人民元の切り上げが実施されることを予測しての事。開設一週間後に切り上げされるとは思っていなかったので、私としても、タイミングの良さに驚くばかりでした。そんな開設時の状況を掲載させていただきます。
私は、中国語に精通していないので、現地上海の日本人向けサービサーに連絡して、開設したい旨を話し、山田様という方に銀行へ同伴していただきました。
7月15日(金)9時に、中国銀行(CHINA OF BANK)支店窓口で、現金2万円(入金分)とパスポート提示・その上書類に必要事項記入をして、わずか10分ぐらいで通帳を受け取りました。書類は1枚のみで、住所名前等記入するものでしたが、住所は、サービサーの住所を記入しましたが滞りなく完了してしまいました。予測していたより容易に開設できました。それは、中国語の話せるサービサーの山田様が同伴してくださったからだと思っております。その節は、本当にお世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。今回の上海行で山田様と知り合い、多様なお話を聞くことができ、上海における日本人コミュニティも形成されている様子であり、次号では、山田様の会社も含め日本人コミュニティの紹介をさせていただきます。